せどりの始め方

【2019年最新情報】Amazon危険物判定方法が変わった!?FBA納品も合わせて解説



十兵衛です!

(注!)以前は判断できた危険物判定がセラーアプリではできなくなっています!

 

仕入れた商品をFBA納品しようと一生懸命納品プランを作成し、ラベルシールもプリントアウトして「どの倉庫に送ればいいのかな~?」とボタンを押すと

こんな画面が出た経験ってありませんか?オイオイ、納品先が2つじゃないか・・・・。こんな場合段ボールの送り先が2ヶ所になってしまいます。これは納品プランの中に「危険物」が混ざっているからなんですね。

いっぺんにAmazon倉庫に送りたいですけど、残念ながら危険物と判定された商品は他と一緒に送ることはできません。

危険物商品は手元に置いて自己発送すればよいのですが、せっかくFBAというラクができて優先的に売れていくシステムがあるのですから、危険物のFBA納品は是非やっていきたいものです。面倒という理由でFBA納品しないライバル出品者って意外に多いですし。

今回はどれが危険物なのか判定する方法危険物をFBA納品するための方法を解説していきます。ちょっと面倒かもしれませんが、慣れると結構カンタンに納品できるようになりますよ。

 

危険物とはどういうもの?

Amazonでは以下の商品が危険物に指定されています。Amazonでは花火やガスボンベなどいかにも危険という商品の他に、「へえ、これも危険なんだ」と思うような商品もあるんです。

 

服&ファッション小物

• 充電式電池を備えた帽子およびベスト • 帽子補強材 • 衣類用しみ抜き剤

カー&バイク用品

• エンジンおよびタイヤケア用品 • インテリアおよびペイントケア用品 • オイル • 鉛蓄電池 • 開放型/密閉型バッテリー • エアバッグ

ベビー&マタニティ

• ベビーケア用品 • アルコール消毒

ビューティ・ドラッグストア

• スプレー式制汗剤 • ヘアスプレー • 毛染め • 香水 • エッセンシャルオイル • 日焼けオイルとスプレー • 防腐剤と殺菌剤 • いぼ治療剤 • 虫よけ剤 • アフターシェーブ剤 • クリーニングカートリッジ(電動シェーバー) • 脱毛クリーム • シェービングクリームとシェービングフォーム • マニキュア

• 歌集 • ビューティ商品のサンプルを含む雑誌 • 電子書籍端末、電子書籍リーダー

エレクトロニクス

• パワーバンク • 携帯電話 • 充電器とバッテリー • 写真現像用商品 • スピーカー

食品&飲料

• アロマエッセンシャルオイル • アルコール含有量が多い商品 • 加圧容器に入った食品/エアゾール式の食品(ホイップクリームなど) • 蒸留酒

ヘルスケア&キッチン用品

• クレンザーとクリーナー • 食器用洗剤(粉末を含む) • 洗濯用洗剤(粉末を含む)

DIY・工具

• 焼き網、鉄板 • 害虫駆除剤

文房具・オフィス用品

• カートリッジとトナー • クリーナー • テープ、接着剤、糊 • マーカー、各種ペン、替え芯

ペット用品

• 耳、目のケア商品 • ノミ、ハエ、蚊、シラミ、ダニの殺虫剤 • かゆみ止め • 脱臭剤 • 水槽ガラスクリーナー • 水槽水処理剤と水質テストキット

シューズ

• ライトアップシューズ • 靴用/靴底用汚れ除去剤 • 靴磨き用クリーム

スポーツ&アウトドア

• 酸素缶 • キャンプストーブ • 使い捨てカイロ • 電動アシスト自転車と電動スクーター • バイク工具商品 • 開放型/密閉型バッテリー • ライフジャケット

おもちゃ

• バッテリー駆動のおもちゃ • 工作キット • プラモデルキット • 化学実験セット • 塗装および修理キット • スプレーセット • クラッカー

TVゲーム

• コントローラ • ワイヤレスヘッドセットおよびBluetoothヘッドセット • ゲームパッド

これらの商品が危険物と判定されています。以外と多いですよね。基本的に引火性の製品という理由で危険物に指定されており、倉庫に置いておいたら危険だなあ、と納得できるものばかりです。

しかし、歌集がなぜ危険物なのでしょうかね・・・・。万葉集や新古今和歌集は危ないんかな・・・?ひょっとして、いにしえの歌人の怨念が詰まっているからだったりして・・・・?

ただ、全ての商品が危険物に指定されているとは限らず、中には普通の商品と一緒に納品できる場合があります。実際、十兵衛は洗濯用洗剤などをよく納品していますが、通常商品として納品できています。

せどりをしていて扱う事が多い危険物はビューティ・ドラッグストアカテゴリーの商品ばかりというのが、十兵衛の実感です。

 

危険物かどうかを判定するには?

では危険物かどうかを判定するにはどうすれば良いのでしょうか?

上記の危険物リストを丸暗記するのは難しいですし、暗記したところで実際は危険物ではない、なんてケースもあります。そこで2019年現在、危険物かどうか判定するのにもっとも確実な方法をご紹介します。

ASINチェックツールを利用する

危険物かどうかを判断するにはASINチェックツールを利用するのがもっとも確実です。セラーセントラルのページのヘルプから「危険物判定作業」で検索するとこのような画面が出てきます。

 

ここで 「ASINの検索」をチェックして、調べたい商品のASINを入力すると危険物かどうかを判断することができます。

では、実際に危険物判定をしてみましょう。今回はこちらの商品を判定してみます。

リーゼアイロンメイクコレクション マルチアレンジ(ASIN:B0038JDGIS)

こちらの商品のASINをASINチェックツールに入力してみると

「この商品は危険物です」と判断できるんですね。非常にカンタンです。ちなみにASINは商品カタログの詳細ページに掲載されています。

 

[box class="blue_box" title="ASINとは?"]

世界最大級のECサイトであるAmazon.comが策定した、商品識別用の10桁の番号コードのことである。 Amazonで取り扱われる全商品のうち、書籍以外の商品すべてに与えられている。[/box]

 

かつてはセラーアプリで危険物判断ができた

ちなみに以前はAmazonセラーアプリを使えば、

このマークが出るかどうかで判断することができました。ただ、最近ではセラーアプリで検索してみてもこのマークが出てきません。

さきほど危険物と判断されたリーゼをセラーアプリで検索してみても

現在のセラーアプリでは危険物判断ができない仕様になってしまいました。かなり便利な機能だったんですけどね・・・。残念。

危険物をFBA納品する3つのステップとは?

では次に危険物に指定された商品をFBA倉庫に納品する方法を説明していきます。危険物を納品するときは通常商品を納品する場合よりも、ちょっとだけ余分な作業が必要になります。

大前提として危険物の取り扱いリクエストフォームのページから危険物を納品できるように申請しましょう。

申請にお金はかからず、今後危険物を送ることがなかったとしても何かあるわけではないので、申請だけはしておくのがオススメです。申請は店舗名・出品者トークンの記入とチェックボックスを押すだけなので。申請してから1週間程度でAmazonから危険物を納品できる資格が与えられます。

ただこのリクエストが可能なのは大口出品者のみになるので注意です。

では次に危険物をFBA納品するための方法を見ていきましょう。

ステップ①Amazonに納品したい商品の申請を行う

危険物をFBA納品する際には、事前に納品したい商品をAmazon側に申請しなければなりません。まずは引火性液体事前申請リクエストフォームから申請を行います。以下のページが出てくるので空欄の記入やチェックをしていきます。

 

次にページ内にある「引火性液体事前申請フォーム」からエクセル表をダウンロードして、申請したい商品情報を記入します。

 

 

[aside type="boader"]

①店舗名・出品者トークンを記入

②「新規取扱い申請」と記入

③納品したい商品のASINを記入

④納品したい商品名を記入。Amazonカタログの商品名のコピペで大丈夫

⑤販売予定数の記入ですが、よほど大きい数字でなければ適当で大丈夫[/aside]

出来上がったエクセルファイルを引火性液体事前申請リクエストフォームにアップロードして送信ボタンを押せば申請作業は完了です。(送信ボタンが>>になっているので注意)

申請してから遅くても1週間以内にはAmazonから

このようなメールが届くので、晴れて危険物を納品できるようになります。

 

ステップ②FBA納品を行う

いよいよFBA納品ですが、基本的には通常の納品作業と同じです。ただ、危険物をFBA納品する際には以下の違いがあります。

危険物だけで納品プランを作る

危険物と危険物以外の商品は別の納品プラン、段ボールで送る必要があります。危険物商品を仕入れるたびに納品するのは送料がもったいないので、ある程度危険物がたまるまで納品を待つ、という作戦が有効です。

 

「危険物ラベル」を貼る必要がある

危険物を送る際には段ボールの側面に

このラベルを貼らなければなりません。

 

混合在庫を選択できない

混合在庫というのは同じ商品であれば、他の出品者の商品と一緒くたにされても良い在庫のことです。ただ、不良品が混じっているかもしれない他出品者の商品を自分の商品とするのはリスクがあるので、基本的に混合在庫は選択しませんよね。

この部分に関しては気にしなくてよさそうです。

納品先倉庫は2ヶ所のみ

引火性危険物を納品する場合は、受け入れ先倉庫は小田原(神奈川県)と狭山(埼玉県)の2ヶ所のみです。

納品サイズは小型と標準のみ

危険物をFBA納品できるのは小型および標準サイズのみです。30個セットなどの大型商品は受け付けてもらえません。

 

ステップ③Amazonの倉庫へ送る

納品準備ができたらあとは指定された倉庫に送るだけです。ただ、送る際にも注意点があります。

パートナーキャリアは利用不可

危険物納品の場合、パートナーキャリアで送ることはできません。ただ、以前ほどパートナーキャリアを使うメリットが少なくなった(特に料金が安かった)ので、あまり気になる点ではないかも。

引火性危険物は空輸ができない

気圧が変わる、という理由で引火性危険物は飛行機による輸送ができません。例えば、ヤマト運輸では

全国↔︎沖縄、北海道↔︎九州・中国・四国

の区間では飛行機を使うため引火性危険物を送ることができません。(厳密にいうと船便で送ることはできますが時間が大幅にかかります。料金は変わらず)

危険物は神奈川、埼玉の2ヶ所への納品なので、北海道から送る分には問題ありませんが、沖縄在住の方はかなり不利になりそうです。

 

まとめ

危険物の判定方法と危険物のFBA納品の方法について解説しました。

  • 危険物かを判定するにはASINチェックツールを使う
  • 危険物をFBA納品するには事前の申請が必要
  • 危険物のFBA納品は通常の作業プラスαが必要
  • 危険物を納品する際には危険物が貯まるまで待つ作戦が有効

正直、危険物の納品は面倒が多いのですが、その分ライバル出品者が自己発送を選ぶ事が多いんです。しかし、自己発送商品よりもプライム商品が優先的に売れるAmazonでは、ちょっと無理してもFBAに納品したほうがお得ですよ。

 



-せどりの始め方