平成が終わってからの働き方は?

【連休明けは死にたくなる】GW明けに大流行する「退職代行サービス」は使って大丈夫?



 

 

例年、GW明けは五月病の方が出てくる季節です。

しかも、五月病にかかる人数も年々増加しているとか。

それは働き方改革とかよく言われる令和になってもです。

 

 

実はそのタイミングで利用者が激増するのが「退職代行サービス」なんです。

退職代行サービスとは、自分の代わりに会社や上司に退職の意向を伝えてくれるもの。

それだけ退職することでさえストレスを抱えてしまう人が増えているのですね。

特に連休中には退職代行サービスへの問い合わせがかなり増加します。

 

 

ただ、安易に退職代行サービスを使うのは危ないのです。

なぜなら多くの業者が「ただの伝書バト」なのですから。

 

 

 

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例年発生する五月病とは

五月病の定義を調べてみると

新しい環境に適応できず,焦り,ストレスを感じ,気持ちが落ち込むうつ状態。医学用語ではなく通称。もとは大学新入生が5月の連休明け頃から急激に無気力,無関心になることから名づけられたが,時期は5月にかぎらず,また中学・高校生や新入社員にもみられる。おもな原因として,受験など極度の緊張からの解放,新しい学校・職場の実態に対する失望,新たな目標の喪失などがあげられる。通常は一過性だが,うつ病や自律神経失調症に陥ったり,消化器系の症状 (下痢,吐き気など) がみられる場合がある。 (→燃え尽き症候群 )

引用:ブリタニカ国際大百科辞典

とあります。

 

 

五月病って、新年度の4月にハリキリすぎて5月頃にその疲れがドッと出てくるもので軽〜い症状だと思っていました。

マラソン大会なのにスタートダッシュをしてバテてしまう「ペース判断を誤った」人みたいな。

なので、みんな五月病をあんまり大したものだとは考えなかったですよね。

 

 

 

でも、五月病とは「新しい環境に適応できなかった」という人がかかるものなんです。

しかも適応できなかった理由の8割がパワハラだとか。

このパワハラとは言葉の暴力だけではありません。

「なかなか帰れない空気」など無言の圧力的なものもあるんです。

 

 

 

過去最大の連休のおかげで被害も倍増

2019年のGWは過去最大の10連休でした。

といっても全ての五月病の方が休んでいたかというとそういうわけではありません。

休めた人、働いていた人それぞれに五月病になりやすい理由があったのです。

 

 

 

GWに休めた人は?

 

4月になんとか踏ん張ってきた人もこの連休でイヤな思いを回避することができました。

が、いつもの倍以上ある休みは、連休明けの会社のことを思い出す・想像する期間も倍になりました。

思い詰める期間も倍増になったんです。

 

 

 

 

GW中も働いていた人は…?

 

GW期間中も仕事という人はかき入れ時なので忙しさも倍。

ただでさえキツイのに、SNSの発達による「休みを謳歌している人」の情報に心を折られる…。

というように例年の倍あった日程と技術の発達で五月病を発症する人も増えたのですね。

特に、これまでは「知らすに済んだ」他人の情報が目に入ってくるのが大きいですよね。

 

 

 

 

退職代行サービスが利用される理由とは?

 

 

日本全国で退職代行サービスの起業が増えています。

それだけ需要があるからですよね。

先ほども述べましたが、五月病になり会社を辞めたくなる理由の大半がパワハラです。

自分の口で辞意を伝えるのはかなりのハードルだからです

 

 

でも、世の中には

「会社を辞めることくらい自分の口で言えよ」

「成人がそんなこともできないなんて甘え」

「社会人として常識に欠ける」

などという声がありますよね。

 

 

 

でも、自分で

「課長!会社辞めます!お世話になりました!じゃっ!!」

なんて言える人はそもそも五月病になって会社辞めたくなんかなりませんよ。

面と向かって言えないから退職代行サービスが流行るわけです。

 

 

 

 

 

物理的に会社に行けないひともいる

五月病を発症している方には「うつ」の症状を持っている人もいます。

十兵衛の知り合いで元「うつ」の方に聞いた話では、自分の意思が行動に反映されないそうです。

例えば会社に行こうと頭では思っていても、会社の最寄駅から足が動かなくなるとか。

で、会社の方向に進む場合は足が進まないのに、会社と逆方向に進む場合には軽々と足が動くそうです。

 

同じようにパワハラなんかで参っている方は、自分の口で退職希望を伝えたいと思っていても口が開かないんですね。

これではどうしようもないですよね。

 

 

 

退職したいけど引き継ぎの後任がいない

「このまま自分がドロンしても会社に影響はない」場合ならよいかもしれませんが、中には自分が消えたら多くの人に大きな迷惑をかけてしまう立場の人もいます。

得てしてブラックな会社には、引き継ぎをしてくれる後任なんて用意されていません。

もし、上司に後任の用意を気軽に頼める会社だったら、早く退職したい!なんて思わないんですけどね。

 

 

 

退職は気まずい。とくに新卒みたいな場合

退職届を出して気まずい感じにならない方が少数派です。

気軽に上司に相談できる職場ならそもそも退職しないですよね。

10年働いていた人でも退職届を出すのは躊躇するもの。

 

ましてや新卒1〜3年目あたりにとって「退職したい」と言うことの気まずさやいわんや。

通常業務のことで上司と話するのでさえ抵抗があるのに、退職のことで話をするのは相当な心理的負担になるのは想像に難くありません。

 

 

 

退職までの期間がとにかく気まずい

法律上では退職日の2週間前に告げればよいのですが、就業規則で1〜2か月前に退職の意思を伝える必要がある場合があります。

その期間がとにかく気まずい。

 

ただでさえ関係がよろしくない上司はもちろんのこと、それまで仲の良かった同僚まで態度が急変するなんてことも。

そりゃ会社に残る上司は自分の評価が気になったり、人員補充という仕事が増えるので面白くありません。

同僚にしたって自分への負担が増えるので面白くありません。

 

少なくとも2週間、針の筵に座らなければいけないのは正直キツイ・・・・・。

 

 

 

必要書類をもらえないかもしれない不安

 

また、退職をすると次の就職や失業保険申請に必要な「離職票」をもらうことになるのですが、黙って消えた場合本当にもらえるのか?という不安がつきまといます。

また、手元にある保険証も返却しなければいけません。

なので、ブッチ退職は怖いものがあります。

 

だから退職代行サービスに需要があるわけなんです。

 

 

 

世の中の「退職代行サービス」への声は?

 

退職代行サービスで注意しないといけないことは?

 

自分の口で退職希望を言えない方にとって

「上司に会わないで済む」

「会社に行かなくて済む」

退職代行サービスは非常にありがたいものです。

 

料金も数万円と決して払えない額ではないですし。

ただ、退職代行サービスはあくまで「伝書バト」だということは肝に命じて置かなくてはなりません。

 

 

 

退職代行サービスは「退職意向」を伝えるだけ

 

直接、上司に退職を伝えると

「お前なんかどの職場でも通用しねえよ!」

「お前の代わりなんていくらでもいるわ!」

などと言われることが想像できます。

よくあるパターンですよね。

これを避けられるだけでも非常にありがたいです。

 

 

でも、あくまでも退職代行サービスは退職希望を伝えてくれるだけのものです。

 

弁護士資格のない退職代行サービスでは、有給やパワハラの有無などについて突っ込んだ話をすることは禁止されています。

また、離職証明書など今後必要な書類などについて会社と話し合うこともできません。

 

これまでは会社側も「もめるのは面倒だから」と退職代行サービスに退職意向を告げられてもなし崩しに退職を認めていました。

でも、これだけ世間に退職代行サービスが広まると企業側も黙っていないことが予想されます。

 

 

 

弁護士資格がないことに気づいた企業側は代行サービスを無視すればいいだけですし、結局は当事者との話し合いが必要になってしまいます。

代行サービスに一任したから、と安心して会社からの電話に無視し続けると「無断欠勤を続けた」と逆に訴えられる恐れもあるのでご注意を。

最悪、訴えられて弁護士を雇わないといけないかもしれません。

 

 

 

まとめ

 

退職代行サービスに参入する企業が多くなり、価格競争が始まることが予想されます。

今後はより安く、より簡単に代行サービスを使うことができるハズです。

 

 

しかし、いくら安く簡単でも結局は「弁護士資格のない」伝書鳩にすぎません。

結局は払い損なんてこともありえます。

どうしても退職代行サービスを使いたい場合は、資格のある業者を選びましょう。

 

 

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