せどりの失敗例

【注意喚起!】自己発送を狙った「代金引換テロ」の連続被害が発生中!!



十兵衛です!

 

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電話の主「◯◯郵便局ですが」

十兵衛「いつもお世話になっております」

電話の主「実は先日、代金引換で送っていただいたお荷物なんですが・・・」

十兵衛「はい。どうかしましたか?」

電話の主「送り先の方が受け取りを拒否されておりまして・・・・・・」

十兵衛「な、なんですと!?」[/aside]

 

現在進行形で十兵衛は自己発送品による「代金引換テロ」に遭っています・・・・。もう、なんとも言えない胸中ですが、今後被害を受ける方がいなくなるように注意喚起という意味を込めて記事にしていきたいと思います。

Amazonに電話したところ「ああ・・・またですか・・・・」と言われてしまうこの代金引換テロについて解説していきます。

 

代金引換テロとは?

代金引換テロとは、出品者出荷の商品で「代金引換」で購入できる商品を狙い撃ちにした詐欺です。注文はAmazon経由で行われるなんの変哲もないものなのですが、実際に代金引換便で送ると「注文していない!」「受け取りません!」ということになります。

この結果、代金引換便での送料は出品者の自己負担になるという恐ろしいテロなんです。

Amazonの説明では実際に存在するアカウントが乗っ取られてしまい、勝手な注文を出されるというのがこの問題のヒドイ所。注文したとされる購入者も被害者なので、誰に文句を言っていいのか分からないのもツライところです。

 

代金引換で損するのは発送料以外にも

代金引換テロは基本的に送った商品自体には何も被害はありません。なので、再び出品することができます。ただ、残念ながら配送料だけは送り損となってしまいます。

しかし、出品者出荷の場合の代金引換便だとちょっと事情が変わってきます。というのは、購入代金の受け取りはあくまで配送業者を介した形で行われるため、金銭のやり取りにAmazon自体が介在していません。

ただ、Amazonで販売する以上販売手数料などは普通に発生するため、自己発送かつ代金引換で販売した場合は手数料が引当金などのペイメントから差し引かれてしまいます。

例えばAmazon手数料10%のカテゴリーの商品を5000円+配送料500円で代金引換便で送った場合、注文確定時に5000円の10%と配送料500円の10%(合計550円)がトランザクションから自動的に引かれます。その後、注文を払い戻す時に550円の手数料は返ってきますが、販売手数料500円の10%と配送料の手数料50円の10%、合計55円が返金手数料として徴収されます。

配送料の払い損だけでなく、返金手数料も取られるんですね・・・・・。

 

もし代金引換テロに遭ってしまったら

もし、代金引換テロに遭ってしまったら、Amazonセラーセントラルで「注文を払い戻す」作業を必ず行いましょう。何もせずに放っておくと売買が成立したと取られて、手数料だけをAmazonに支払うことになります。

まず、ここから該当の商品を表示します。

「注文を払い戻す」ボタンを押します。そして次に出てくる画面の

 

「返金理由」を選択し、「全額を返金」「この注文が代金引換であることを確認しました」にチェックを入れて「払い戻しを送信」ボタンを押します。これで、代金引換テロに遭った場合の被害を最小限に抑えることができます。

 

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ここで絶対にやってはいけない注意点があります。上記の「返金理由」は以下の12種類から選択することができるのですが

この中で「受取拒否」「発送先住所に配送不可」以外の理由で払い戻し作業をしてしまうと

商品代金が購入者に払い戻しされてしまう

と死んでも死に切れないことになるので絶対注意しましょう。[/aside]

 

 

代金引換テロに遭わないためには?

代金引換テロの対策はAmazon側もやっているそうなのですが、購入者のアカウント自体には問題がないことが多いのため、コレ!といった対策が取れていないのが実情だそうです。

なので、我々ができる対策としては代金引換で販売しないということに尽きます。

世の中にはクレジットカードを持っていない、持っているけど借金みたいなので使いたくない、という考えの方もいらっしゃいます。そういう方々にとってはありがたいのが代金引換での購入です。しかし、このような被害が増えている今、なかなか販売者としても代金引換を支払い方法に入れるのは勇気が要りますよね。

[box class="blue_box" title="代金引換で販売しない方法"]Amazonセラーセントラル右上の【設定】→【出品用アカウント情報】→【支払いの設定(コンビニ払い/代金引換)】→【代金引換を有効にする】のチェックを外す[/box]

 

しかし、残念ながら出品者出荷であってもプライムマークを取得できる「マケプレプライム」に登録していると、強制的に代金引換が使用可となるので注意です。

 

FBAで販売する場合は損しない

ちなみにFBAで販売している場合でも代金引換で販売されてしまうことがあります。ただ、この場合もし代金引換テロに遭ったとしても、配送料などの被害に遭うのはAmazon。注文がキャンセルされまた出品される、という形に戻るだけです。

Amazonは可哀想ですがね・・・・。

 

まとめ

  • 代金引換で購入されたはずなのに、「注文していない」という被害が多発している
  • 購入者のアカウントが乗っ取られて注文されているのが被害の原因
  • 代金引換テロを防ぐには「支払い設定」で代金引換を選択しない
  • マケプレプライス登録時は代金引換テロを覚悟しないといけない
  • 返金理由を間違えると商品代金まで失ってしまう

というのが代金引換テロの特徴です。販売機会の拡大を狙って代金引換を受け入れているのに結果的に損しちゃうという悲しい詐欺被害です。

十兵衛がAmazonに被害について電話したところ、中には一度に50商品もの代金引換テロに遭った人もいるとか・・・。一刻も早くAmazonの対策をお願いしたいところです。

 



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