明智十兵衛です。
せどりの存在を知ってみたものの、
本当に稼げるかどうか怪しい!
と思う方はたくさんいると思います。
でも実際にせどりで稼ぐことはできるのです。
なぜなら「ある事情」でお店が非常に安く売ってくれることもあるからです。
ネットの方が安いんだから割に合わない?
Amazonなどで買い物をしたことがある人ならほとんどの人はこう考えます。
ネットで買うほうが店で買うより安いやん!!
まさにその通り。
今の世の中「お店で買わずにネットで買う」という流れができつつあります。
店舗で商品を手に取ってみて、どんなものか確かめてから帰宅して安いネットで買う、というのが普通になってますよね。
まさに家電量販店なんかは「商品展示場」と化しています。
(そりゃあヤマダ電機なんかは大幅減益にもなりますね・・・・)
なぜネットの方が安くできるかというと店舗を持たないから。
家賃や人件費などを削減できるのでその分安く販売することができます。
なのでほとんどの方は
ネットの方が安いんだから、それ以下で仕入れて利益出すなんて無理
と考えちゃいます。
実際、ネットの方が安い場合が圧倒的に多いんですけどね。
ただ、世の中にはその逆になる場合があります。
それを見つけて稼ぐのが「せどり」なんですね。
せどりで仕入れる商品はお店の不良在庫
お店ではこんな感じで安く売ってくれることがあります。
通常価格が2万円ほどの商品なのに、まさかの半額1万円。
これが在庫処分です。
この商品はペンタブレットなのですがモノレートはこちらです。
モノレートとは「いくら」で「どのくらいの頻度」で売れるかを教えてくれるチートなものです。
http://mnrate.com/item/aid/B00L3D8XO8
相場の2万円あたりで結構な頻度で売れています。
1万円で仕入れても1万円ほどの利益が出る商品です。
「こんな価格で売っちゃって大丈夫ですか〜!?」
と叫んでしまうくらいの安さです。
しかし、なんでお店はこんな価格で在庫処分したのでしょうか?
実はこの処分理由が「せどり」で稼げる本質的な理由なんです。
お店がこんなに安い価格で処分する2つの理由
お店が処分価格にしてまで売りさばく必要があるのは2つの理由があります。
1、新商品が発売されたので旧商品をどかしたい
2、なかなか売れなかったので安売りしてさばこうとしたから
1の理由は新商品が発売されたのでその販売スペースを確保するためです。
メーカーが是非とも売りたい新商品を目立たせるには、古い型の商品は邪魔になっちゃいますよね。
また、お客さんのほとんどの人は最新型のほうが優れていると考えます。
ならば邪魔?な旧商品は赤字でも売りさばこう、となります。
2、仕入れた商品がなかなか売れないという場合、販売者はなんとかしてそれを捌きたくなるのが普通です。
お店側としては、売れない商品を置いておくより売れる商品を置いた方がよいに決まっていますよね。
なので半額みたいな価格でも売ってしまったほうがトクだと考えるんです。
上記の理由から安売り商品は、そのお店にとっての不良在庫と言えます。
実際せどりで販売する側になってみると思うのですが、なかなか売れない商品は非常に邪魔です。
保管料とかも取られますし。
売れない商品は値段を下げてでも売りさばいて、次の仕入れ資金にしほうがマシなんです。
こんな理由があるからお店は当初の価格より下げて販売したりするのです。
お店で売れない商品がなぜネットで売れるのか
でもここで疑問があると思います。それは
ネットではこんなに頻繁に売れているのに、お店ではなぜ売れなかったのか?
ということです。
実はこの理由は「地域」なんです。
写真のペンタブレットをAmazonに出品して、購入してくれたのは東京の企業でした。
詳しくは書けませんが、購入者情報には「株式会社◯◯ディジタル◯◯」さんとありました。
ディジタルとあるように、きっとIT関係やメディア関係の会社さんだと思います。
ペンタブレットが必要なのでしょう。
しかも、このペンタブレットは廃盤商品と言ってすでに生産終了してしまった商品です。
たくさんのお店が乱立する東京でも、この商品を置いているお店を探すのは大変です。
一方、この商品の仕入れ先はある地方都市のエディオンです。
主要産業は?です。
農業や漁業だと言えるかもしれません。
きっとペンタブレットよりDIY商品の方が需要が多いと思います。
ペンタブレットを必要とする人が少ないのかもしれません。
この需要と供給のねじれが処分商品を生むんです。
ある地域では欲しいと思う人が少なくても、日本全国だと欲しい人は多かったりするんですね。
逆に東京では必要とされにくい商品が東京では安売りされることもあるでしょう。
猪除け商品なんかはあんまり東京では必要とされていないでしょうし。
せどりは「三方よし」だから怪しくない
さきほどのペンタブレットの場合だと、まさに「三方よし」という関係が成立します。
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① 店舗はスペース確保、なかなか売れなかった商品を処分できた
② 購入者は店ではなかなか見つけられなかったものをネットで簡単に買えた
③ せどりで稼ぐことができた[/aside]
とまさにwin-win-winです。
さらに手数料をもらえるAmazonや運賃を稼げる運送業もトクをするのですから、社会の歯車の一部となって経済にも貢献しているという事も言えます。
誰もが喜ぶことをしているのに怪しいって言うほうが逆にオカシイですよね。
需給のねじれって本当にあるの?
一つ面白い傾向があります。
例えば、北国では「加湿器」が売れにくいのです。
なぜ北国では加湿器が売れにくいかというと、北国では石油ストーブを使う家が多いからです。
ストーブの上に水の入ったヤカンを置いてお湯を沸かすことが多く、勝手に加湿できちゃうので加湿器があまり必要ないのです。
一方、エアコンを使いがちな都市部では乾燥しやすいという傾向があります。
加湿器が欲しくなっちゃいますよね。
こういう事情で北国の家電量販店やホームセンターでは加湿器を激安で投げ売りすることが多いのです。
需要のあまりない北国で安く加湿器を仕入れ需要の多い都市部で売る、という「せどり」ならではの稼ぎ方ができるんです。
まとめ
店舗を持たないネットでは非常に安く売られていますが、さらに安く仕入れることができる理由はお店の都合によるものでした。
新商品が発売されるごとに旧商品が陳列場所を追われ、そのお店の地域ではあまり需要のない商品は安売りで処分されることになります。
こんな流れは今までも行われていましたし、これからも続いていきます。
本当に稼げるか怪しいと思われがちな「せどり」ですが、このように考えてみると需要と供給の歪みを利用した立派なビジネスと言えます。
お店側とすれば不良在庫を買ってくれるので喜ばれますし、欲しい人は誰でもネットで注文できるようにするというのが「せどり」なんですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!