せどりの失敗例

せどりでは赤字の「損切り撤退」も必要。だって全体的に儲かればいいのだから



十兵衛です。

 

今回は「せっかく仕入れたけども・・・・」のお話をしてみたいと思います。

 

せどりで商売を続けていくと必ず訪れるのが仕入れた時点で利益が出ていても他の状況によって損してしまう商品が発生することです。

 

こんな時はどうするか?

それは撤退という損切りをすることがベストなんですね。

 

赤字損切り撤退した代表的な商品

 

 

写真にあるのはロビットめざましカーテン「morni`n」という商品です。

カーテンに取り付けるもので、設定した時間にカーテンを開けてくれるというものです。

嫌な目覚まし音ではなく、日の光で起こしてくれるという2017年グッドデザイン賞受賞の非常に人気のある商品です。

 

新しいバージョンの商品が発売されていますが、こちらの旧型商品はデザインが良いせいか生産終了品なのにも関わらず人気があるため高値で取引されているんです。

この商品のモノレートはこんな感じ。

 

https://mnrate.com/item/aid/B01ERLNK72

波を打ちまくりの高回転商品ですね。

 

十兵衛がこの商品を見つけたのは2月頃。

2000円くらいで在庫処分になったものを見つけたことが知り合ったきっかけです。

その当時は出品者が1桁で、確か9000円くらいで売れました。

 

この時は一つしか手に入れられなかったのですが、一度商品パッケージを見て触るというのは大きいものです。

このモーニンはパッケージに画像が描かれているものではないので、知らない人がこの商品を見ても全く何の商品かも分からないと思います。

なので、他のお店でこの商品を見つけるには経験が重要なんだと再確認しました。

 

と、6個くらい仕入れ(@4000円くらい)して納品したところ、同じことを考えている人は多いのですね・・・・。

出品者激増であっという間に最低価格がどんどん落ちてしまいました。

 

出品者激増で価格が下がったけど

とはいえ、Amazonでの販売ランキングはかなりの上位です。

1日に最低3、4個は売れている超人気商品なので、ちょっと待てば出品者も少なくなって価格も1万円近くまで戻ると踏みました。

十兵衛は様子見という選択をしたんです。

 

この商品はAmazon本体の出品はなく、また楽天などのネットショップでも高い価格で販売していたのでこの考えは間違っていなかったと思います。

が、まさか展開が待っていました。

 

撤退を決定付けたのはメーカーが出品してきたから

 

上の画面の真ん中に衝撃の出品者が・・・・・。

「株式会社ロビット」この会社はこの商品の製造メーカーです・・・・・。

 

これを見た瞬間、撤退を決意しました。「これはもうダメかもしれんね・・・・・・。」という訳です。

 

先ほど述べたように、このカーテンを開ける商品は新しいデザインのタイプも発売されています。

モーニン「プラス」という商品です。

 

 

こちらの新商品もかなり売れています。

とはいえ、売れるのがわかっている旧商品をほっとくのももったいない、というのがメーカーさんのお考えなのでしょう。

再販売を決めたからにはもう我々が手を出せる状況ではなくなってしまったのです。

 

撤退を決めたので当然赤字になります

 

メーカーさんのAmazon出品数を見ると30個以上でした。

これでは価格上昇は見込めないと判断し、速攻でFBA最安値+ポイントにして売りさばきました。

 

184円のマイナス収支になってしまいました・・・・・。

 

が、これは長く続けていくためには必要な事なんです。

 

この商品を仕入れたお金を他の商品に回すことがベストな選択なんです。

いつまでも「メーカーさんの在庫がきれないかなあ」と待ち続けることよりも、他の商品を探し出して仕入れたほうが全体的に絶対おトクです。

 

利益率も下がってしまうので躊躇する気持ちはよくわかりますが、ここはグッと我慢の子で気持ちを切り替えていきましょう。

さよなら、モーニン。

 

撤退から1年経ったら?

勇気ある撤退から1年後、このモーニンがどうなっているかというと・・・・・。

 

なんとメーカーの在庫も切れて最安値が7980円という状況に回復していました。

しかし、ここで「あ〜やっぱ赤字で売らないで持っておけばよかったぁ〜」と嘆くのはNGです。

1年間資金を拘束されているのと、1年間に他の商品を仕入れて利益を出したのでは雲泥の差があるんですから。

 

確かにこのモーニンをお店で探し出すのは至難の技で、もうお目にかかれないかと思います。

でも、世の中には儲かる商品が他にもたくさんあるのです。

 

あなたは特定の商品で利益を上げなきゃいけない訳ではなく、利益を得られる商品ならなんでも良いのですから。必要なのは全体的に儲かっていることなんですね。

 

せどりには「勇気ある撤退」が必要ということを忘れないようにしたいものです。

 

《追記》

 

しかしながら、「撤退」ばかりしている訳にはいきませんよね。時には一発逆転的な仕入れも必要です。

ではせどりで一発逆転を狙うにはどうすればいいのか!?

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