十兵衛です!
せどりの仕入れに最適な店舗の一つにホームセンターがあります。以前、ホームセンターコメリで仕入れるには?という記事を書きましたが、
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コメリは日本全国で展開しているので、せっかく利益が出る商品を仕入れられた!と喜んだのも束の間、日本全国からライバル出品者が激増してしまうことも・・・・。
しかし、ホームセンターというのは家電量販店などと違って、全国各地に「ローカルホームセンター」と呼ばれるご当地だけの店舗が存在しています。あなたがどこに住んでいても、その地方にしかないホームセンターが必ずあります。
このローカルホームセンターを攻略することで、全国のライバルに気兼ねすることなくせどりで稼いでいけるんです。しかも、ローカルホームセンターは通常価格の半額!などと気持ちの良い値下げを行ってくれるので、せどりの仕入れ先としてはかなり優秀なんですね。
ローカルホームセンターとは?
日本全国にはホームセンターが数知れず展開されています。そのホームセンターの店舗数上位10社のランキングは
[box class="yellow_box" title="日本のホームセンター店舗数十傑"]
1位 コメリ(1193)
2位 DCMグループ(671)
3位 ナフコ(365)
4位 コーナン(356)
5位 カインズ(218)
6位 ビバホーム(98)
7位 島忠ホームズ(59)
7位 ロイヤル(59)
9位 東急ハンズ(54)
10位 ムサシ(41)
( )の数字は2019年現在の総店舗数
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というようになっています。関西のみで展開などの店舗もありますが、このランキングに名前を連ねているホームセンターはメジャーと言っても差し支えないでしょう。しっかし、コメリの多さは半端ないですね・・・。
ちなみに上位10社のうち水色で示しているのが3月決算(9月中間決算)で、黄色で示しているのが2月決算(8月中間決算)のホームセンターです。
一方でローカルホームセンターは各地方でのみ展開されていて、大きいものでも2~4県に点在していたり、中には1つの県だけで展開しているものもあります。上京してから友人にうっかり話してしまうと「ホームセンター◯◯って何!?」と話がかみ合わなくなるお店です(涙)
ローカルホームセンターがせどりの仕入れに向いているワケ
ローカルホームセンターに足を運ぶお客さんの3大目当てというのは生活用品・DIY用具・農業関係というのが相場です。以前、十兵衛がいろんなホームセンターの店員さんに聞いた話なので、個別店舗で多少の傾向に違いがあったとしても、大まかには正しい情報だと思います。
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生活用品・・・・洗剤やシャンプーなどの消耗品
DIY用具・・・・釘や接着剤、材木など
農業関係・・・肥料や苗木、種など[/aside]
こういった売れ筋商品だけを販売すればホームセンターはもっと儲かるのでしょうが、実際には家電製品やカー用品、調理用具なども販売しています。
これは多様なニーズに応えるためには必要なことです。
でも、ホームセンターに買い物に来るお客さんの目当ては、先ほどの生活用品やDIY、農業関係の商品ばっかり。これだと売れ残りの商品って必ず出てきますよね。そんな商品はどうなるか?
当然、安売りしてでも捌くようになるんです。こういう傾向が延々と続くのでローカルホームセンターが優良な仕入れ場所になるんですね。
ではローカルホームセンターではどうやって仕入れすれば良いのでしょうか?この点を細かく見ていきましょう。
ホームセンターで仕入れるにはココを探す
ローカルホームセンターでは見る場所が決まっています。この点を重点的にチェックすることでホームセンターで仕入れができるようになりますよ!
全国共通の黄色いポップ
家電量販店などでも黄色いポップを使うことが多いのですが、ホームセンターでもこの傾向は同じんです。黄色は心理学的にも注目を集めやすい色なんですね。
十兵衛も様々なホームセンターにお邪魔しましたが、基本ポップが黄色というお店はありませんでした。黄色のポップや価格シールを使うということは、お店側にとって「この商品、見て!!そして買って!!」という強い意志があるんですね。
しかし、イオンの記事でも書いたような「赤い値札」を安売り商品の目印に使うこともあるので注意です。
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◯◯店特価や◯◯店限定、店内在庫限り
写真のように「◯◯店特価」と書かれたポップも仕入れ可能な商品である可能性大。文字通り、この店だけで安く設定されているので、仕入れられるライバルが少なく価格競争のリスクも少ないんです。
安いと謳っているホームセンターの中で「ウチの店舗だけ安いよ」とアピールするくらいなので、相当安く処分している可能性が大。しかも独占販売できることも多いので、過去に売れていた価格よりもちょっと強気の価格設定でも売れていきますよ。
また、「店内在庫限り」や「お一人様1つまで」などという表示も、利益が出る商品の可能性が高いので要チェックです。
色あせた商品やホコリをかぶった商品
ローカルホームセンターでは売れ筋商品がある一方、売れない商品は本当に売れないので延々と店舗に陳列されてしまう商品が一定数出てきてしまいます。
そんな商品は店員さんでさえ存在を忘れてしまいますが、そんな「忘れられた存在」がせどりでは忘れられない存在になってしまうこともあります。
例えば、この写真のようにパッケージ写真が色あせていて、なん年前から置いとんねん!?というような商品。こういった商品を検索していくと、以前はともかく今は入手できないお宝商品という場合もあるんですよ。
ちなみにパッケージに色あせや破損があると「新品」コンディションで売ってしまうと返品のリスクがあります。なので、こういった商品は製品は未使用ということを強調した上で「中古ほぼ新品」で売りましょう。
普通、「中古ほぼ新品」は新品の8割前後の価格が相場なのです。が、新品で売っているライバルがいなかったり、かなり高い価格設定になっているケースが多いので、中古でも十分な利益を確保することができます。
壁に掛けている商品
十兵衛の思い出の商品がコレ。雨が降るとアラームとライトで教えてくれる、という製品です。
※クリックすると拡大します
滅多に人が通らないであろう場所に壁に大量のホコリまみれの商品がかけられていたんです。合計20個販売できたのですが、この商品はこんなところに掛けられていました。
(十兵衛が全て購入してしまったので、現在は他の商品が陳列されています)
過去3ヶ月では販売すらなく、過去12ヶ月のデータを見ても一つだけしか売れた実績がない商品だったので「コレ、仕入れてもいいんかなあ・・・・・?」と恐る恐る2つだけ購入したものです。が、出品した途端売れていく商品で結局全部仕入れた思い出の商品です。
壁に掛けれられている商品って、目立つようで案外目立たないものなんですね。いろんな店舗ではこのような場所に利益商品がほっとかれている場合が多いのですが、ローカルホームセンターではより顕著なので注意深く見てみましょう。
もっとホームセンターで仕入れるには?
ローカルホームセンターでもっと仕入れるのはどうしたらいいのでしょうか?十兵衛の経験上であなたの参考になる方法を4つ挙げてみます。
他のチェーン店も回って縦積み
仕入れ可能商品を1商品発見できたなら、その商品をたくさん仕入れできるかもしれません。というのはローカルホームセンターではある店で売れ残っている、もしくは投げ売りされているという商品は他のチェーン店でも同じように売られている可能性が高いんです。
一つ1000円の利益でも、他の店を回ったら合計10個仕入れられて利益10000円、なんてことができるかもしれません。一つの商品をいくつも仕入れる縦積みをしやすいのがローカルホームセンターの良いところ。
季節の変わり目は絶好のチャンス
日本の9月はまだまだ暑さの残る季節です。こんな9月には扇風機などの夏物製品がまだまだ売れるのですが、ホームセンターは季節の先取りが半端なくストーブなど冬物商品も展示し始めます。
(扇風機とともにストーブが展示されている状態・・・・・・。)
このような季節の変わり目は夏冬混合の商品陳列になってしまいますが、店舗面積は変えられないものです。その結果、販売スペースの確保のために
- その時点でも売れる夏物を安く処分
- 今後冬物を展示するために昨年売れ残った旧型冬物を格安で処分
という動きになる傾向があります。まだ暑い9月に冬物を仕入れるのはちょっと・・・と思いがちですが、9月下旬には北海道などで気温10度なんてことはよくあることなので、売れない心配はありません。
さらに季節の変わり目である2、3月や8、9月は大手に限らず多くのローカルホームセンターも決算や中間決算になるので処分売りが加速していきます。
棚卸し作業明けも仕入れのチャンス
店休日が滅多にないのがホームセンターです。従業員の方々もお休みはいただけているのでしょうか・・・・?そんな休みが少ないホームセンターですが、棚卸しで休みを取ることもあります。
棚卸しとは決算や税金計算上に必要な作業で、現在の在庫がどのくらいあるかを調べる作業です。この棚卸しでは言葉通り、棚の上にあるような人目につかないような商品も引っ張り出してきます。
ということで、誰も存在に気づかなかった商品が店員さんの手で商品棚に置かれる可能性もあるんです。しかも、忘れられた存在だけに価格も大幅に下げられてしまうというケースも多いんですね。
このような商品はAmazonでは高額で取引されている、なんてこともあるので、棚卸し作業明けのホームセンターも忘れずにチェックしていきたいものです。
ヤマダ電機で廃盤商品をチェック
洗剤やシャンプー、柔軟剤などの日用品の中には、もう生産されていない廃盤商品があります。そんな廃盤商品の中には1つ1000円~2000円で売れていくお宝商品も存在します。そんなお宝商品は都心部の店から消えていくので、ローカルホームセンターに残っているというパターンも結構多いんです。
とはいえ、どれが廃盤商品なのかは、なかなか判断できませんよね。そんな時はヤマダ電機で知識を仕入れましょう。ヤマダ電機では廃盤商品の商品ポップに「E」マークをつけます。これがもう生産終了の廃盤商品の合図なんです。
ヤマダで廃盤商品を調べてローカルホームセンターで仕入れる、ということができればライバルが知らない商品を事前に仕入れることもできますよ。
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まとめ
ホームセンターは全国各地にあるので誰でも仕入をすることができますが、あなたがお住まいの地域だけにあるローカルホームセンターを仕入場所に入れることで、もっと稼ぐことができるようになりますよ。
せどりでは
- 価格差が大きい
- 回転が早くすぐに売れる
- ライバル出品者が少ない
という3つの条件が良いほど稼げるのですが、ローカルホームセンターではこの3つの条件が揃った商品が多い仕入場所と言えます。
特にローカルホームセンターは一部の人だけが仕入に行けるというオイシイ展開が待っています。うまくいけば独占的に販売することが可能なので、一気に稼ぎを増やしていくことができますよ。
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